4月14日(木)午後9時26分頃、熊本県で震度7の揺れを観測。16日(土)午前1時25分頃、熊本県で震度6強の揺れを観測。マグニチュードは7.3。なおも余震が続いています。
この震災で犠牲になられた方にお悔やみを申し上げ、被災地で被災された方々にお見舞い申し上げます。
現在、熊本県内は震災の影響で高速道路や一般道路で通行止めの道路もあり周辺の交通は混乱している様子。
被災地への車の乗り入れは緊急車両等の通行の妨げとなる恐れがあるので極力控えるようにしてください。
今回は、大地震時の運転時の対応をご紹介いたします。
まず、大地震の際は、タイヤがパンクしてしまったときのように車体が激しくゆれ、ハンドルをとられるような動きが発生します。このようにクルマの運転中にはっきりと地震だとわかる場合は、かなり大きな地震であると認識しましょう。
このような大きなゆれを感じたときは、慌ててハンドルから手をはなしたり、急ブレーキをかけたりすることは危険です。しっかりとハンドルを押さえ、徐々にスピードを落とすようにしてください。それからハザードランプを点灯させるなど周囲のクルマに自分の行動を早めに知らせ、安全を確認してからゆっくりと減速して道路の左側へとクルマを移動させてください。
次に停止後は、ラジオで地震情報や交通情報を聞いて状況に応じて行動します。
ここで判断が難しいのは、しばらく停車して様子を見るか、クルマを離れて避難するかの見極めです。無理に運転を続けた場合、道路の陥没や崩落、高架の倒壊、火災などの二次災害に巻きこまれてしまう可能性もあります。ゆれがおさまるまでは車外には出ずに、ラジオをつけて地震情報や交通情報を確認し、その指示情報や周囲の状況に応じて行動しましょう。
車を駐車して避難する場合は道路外の安全な場所に駐車させましょう。
やむを得ず道路上に車を駐車して避難する場合は次のことに注意してください。
① できる限り道路の左端に駐車する。
② エンジンはOFF、パーキングブレーキをしっかりと掛ける。
③ エンジンキーは付けたまま(スマートキーは車内に残したまま)にしておく。
④ 窓はしっかりと閉めてドアをロックはしないこと。
⑤ 車内にメモを残す。(氏名、連絡先等を書いておく。)車検証は持ち出した方がよい。
地震など緊急時にはついつい焦って冷静な判断ができない場合があります。落ち着いて上記のことを参考にしていただければ幸いです。