企業向けの運転研修~防衛運転研修

本年も城野自動車学校の防衛運転研修を宜しくお願い致します。

 

警察庁資料によりますと、全国的に令和2年から高速道路での交通事故件数、負傷者数、死者数共に上昇傾向にあります。高速道路での交通事故の約70%が前方不注意、動静不注視による追突事故です。交通違反に関しては、最高速度違反、シートベルト等装着義務違反(特に後部座席)、通行区分(帯)違反、携帯電話使用、車間距離不保持、故障標示違反で検挙されています。

業務中の高速道路での交通事故や交通違反は重大な事故になる可能性が高くなります。高速道路で交通事故、交通違反を起こさないポイントは以下の通りです。

1 長い脇見をしない

携帯電話やスマートフォン、カーナビの画面などを2秒以上注視しない。2秒以上の脇見は追突事故や携帯電話使用の交通違反になります。

2 速度を出し過ぎない

高速自動車国道(九州自動車道など)では100キロ、自動車専用道路(都市高速など)では60キロが法定速度です。速度の出し過ぎは最高速度違反、車間距離不保持、通行区分(帯)違反、追突事故等になる可能性が高くなります。

3 高速道路での車間距離は概ね4秒以上

前方不注意があったとしても絶対に追突しない車間距離(4秒以上)を確保して下さい。とにかく前車に近付かないように常に意識して下さい。

4 高速道路では原則ブレーキを踏まない

追突事故が多いということは追突される事故も多いということです。また、高速道路でブレーキを踏むということは速度の出し過ぎ、前車に近付き過ぎが原因です。前車に近付かない早目のアクセルOFFで極力ブレーキを踏まないで済むようにしましょう。高速道路での不要な急な減速は追突された側にも過失が発生する可能性があります。

5 必要以外は追い越し車線(右車線)を走行しない

高速道路では追い越し車線(右車線)を走行し続けると通行区分(帯)違反で検挙される可能性があります。また、追い越し車線(右車線)は速度を出す車が多いので流れに合わせて走行すると最高速度違反になりやすく、逆に速度を抑えて走行すると後続車に接近されて追突される可能性が高くなります。最悪の場合は後続車からあおり運転をされる可能性も高くなります。

6 急なハンドル操作は絶対にしない

高速度での急なハンドル操作は車の挙動が乱れスリップ事故など大きな事故になる可能性が高くなります。急なハンドル操作は認知、判断の遅れによるものです。早めに認知、判断を行うようにして下さい。特に雨天時や降雪時の急なハンドル操作は絶対に避けて下さい。

7 小まめに休憩をとる

2時間以上の運転や体調がすぐれないときや疲れを感じているときはSAやPAで小まめに休憩をとって下さい。漫然運転や居眠り運転に繋がるリスクが高くなります。

 

城野自動車学校では、高速道路を使用した運転研修も実施しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

株式会社城野自動車学校

企業講習係 高木 敏雄